さような

今日は、彼なんて呼び方やめてなおちゃんと呼びます。

ね、なおちゃん。

今日は朝から涼しくて過ごしやすい温度でした。

なおちゃんが好きそうな、そして自分も好きな大人っぽい黒い服を着ました。

これからの時季がわたしがもこもこで可愛い時季なのにな笑、新しいもこもこのアウターもスカートも買ったんだけどな。

予備校に向かって画集を開きます。

先生との面談を受けて課題との向き合い方、受験との向き合い方をさっぱりできたので思いっきり画集を読みました。

11時頃になって一人でメディアアート芸術祭に行きました。

朝はなんだか嫌な予感がしてご飯が食べられなかったんです。これはほんとに。

なおちゃんとのラインにすこし嫌な予感がして、ご飯を全くたべてませんでした。

カキフライ定食をぱくぱくたべました。

いい時間になったので新宿に向かいました。

なおちゃんはスカジャンなんか着てしまって、すっかり昔のなおちゃんではありませんでした。

でも妙に似合うもので、わたしはなおちゃんに結局ベタ惚れなんでしょうね。

何着てもどんな格好しても、かっこよく可愛く見えてしまいます。

三万円をすぐ払ってはだめですよ。

相談、そんな深刻なものだと思ってませんでした。

またあいつがどーでどうしたらいいと思う?そんなことかなって。

でもほんとに相談はとても悲しい相談で、とてもつらい相談で。

わたしがもっと礼儀正しくて、まじめでいい子だったら。

こんなにお互い、いい歳してるのに公害でわーわー泣くことなんてなかったのに。

最近もつのバイトで夫婦でお店に来てる人たちを見ると、すごく憧れてしまっていて。

いろんな仕事の愚痴をこぼしながら笑いあってる夫婦を毎週見るのが好きでした。

自分もああなる、ああなれるんだと思って。

今日も泣きながらたくさんの家族が通り過ぎるたび、なんとかなるよ、別れなくなたって大丈夫だよ、そんな風に思ってました。

でもなおちゃんは違いました。

言い方が悪いかもしれないけど、わたしはお母さんになにを言われてもなおちゃんを選んできました。

だけどなおちゃんはそれができなかった。

別に責めているわけでもなんでもないけれど、やっぱりちょっと悲しかった。

仕方ない。わたしがいい子じゃないから。

お母さんはわたしが帰った後、どうせ母親の育て方が悪いって言ってるよ、気にしないの、と声をかけてくれました。

それは慰めなのかわからなかったけど、優しさを感じました。

こんな娘で申し訳なくなりました。

なおちゃんのうちに泊まりに行ってなかったら、ちゃんと帰っていれば、遊びになんか行かなければ、そう思うと悔しいです。

全部自分が招いたことのような気がします。

なおちゃんとはずっと一緒で、明日も一緒で、時間が合えば会って、電話して、そうだと思ってました。

長い間付き合ってそのうち結婚しちゃうかなーともなんて。

でも甘えていたのだと思います。

別れは突然に、と言うだけで今もすこしふわふわしています。

なおちゃんは初めて付き合った男の子で、いろんなことを教えてくれて、いろんな気持ちにさせてくれました。

わたしはなおちゃんのことを人としても尊敬していて、そしてとても深く愛しています。

それは変わらないし、なおちゃんもわたしのことを好きと言ってくれているのに、彼氏彼女という枠組みが無くなるだけでとてつもない不安に襲われて。

枠組みに頼りすぎていたのかな?

だからこんなに涙が止まらないのかな。

これからどうなるかわからない。

一週間したら前を向けているかな。

二週間したら前を向けているかな。

いつになったら前を向けているかな。

そしてなおちゃんの好きを信じて前に進めるかな。

そんなの誰もわからないよね。

時々不安になるとおもう、そしてつらいことや嫌なことがあると思う。

そしたら会ってお話ししたい、なおちゃんの経験談を話してほしい、そして頭をぽんぽんしてほしい、そしてだきしめてほしい。

なおちゃんに、つらいことや大変なことがあったら一番に話してほしい。

そしたらうんうんと聞いて、肩をさすって、優しく抱きしめたい。

面白いことや楽しいことがあったら一番に伝えたい、そして一緒に笑いたい。

なおちゃんの興味のあること、わたしの興味のあること、全部見てみたい、全部行ってみたい。

美味しいご飯も一緒にたべたい、旅行にだって行きたい。

一緒に展示だってしたい、何か物を作ってみたい。

やってみたいことは無限大で、全然やり切れなくて。

なおちゃんと、なおちゃんとならわたしは頑張れる。

こんなに大好きで、尊敬してる人はどこにもいない。

寒い冬が終わってあたたかい春が来たら、またなおちゃんがわたしのことをだきしめて、やわらかいねーやっぱこれがすきーって言って芝生の上でごろごろする。

約束だよ、目移りしちゃ嫌だよ。

そんなことしたらなんのために別れたのかわからないよ笑。

よく考えるとこの別れはなんのための別れなのかちょっとよくわかんない。

なおちゃんの家族のためなのかな、わたしの受験のためなのかな。

それがわかるのは三月なのかな。

なんでわたしは大学生じゃないんだろうね、ごめんね。

わたしのせいでたくさん嫌な思いや、つらいことをさせたね、ごめんね。

わたしはなおちゃんに何回ごめん、ありがとう、好きって言ってるんだろう。

言葉じゃ、こんな文字だけのブログじゃ伝わらないのに。

ほんとは手を握って、頬に触れて、吐息を感じて全部伝えたいのに。

なおちゃんのいない生活は嫌だよ。

なおちゃんにしか甘えられないのに。

なおちゃん、こんなに好きなのに。

なおちゃん、また彼女になれるよね。

また彼氏になってくれるよね。

それとも妻になろうか?

夫になってくれる?

なおちゃん、なおちゃん、たくさんなおちゃんになおちゃんって呼びかけたい。

なおちゃんのそばにいたい。

今はすこし我慢すればいいだけだよね。

お別れだけどお別れじゃないよね。

お別れだけど、二人は支え合うんだよね。

ずっと一緒にいたいよ。

どんなことがあっても。

言葉が溢れすぎちゃうな。ごめんね。

ありがとう、なおちゃん大好きだよ。

さようならは言わないからさような、だよ。

なおちゃんとかりんちゃんの未来はきっと素敵だよ。

大好きだよ。