決めた

おはよう。

これを読んでる時は朝かな。

遅くまで連れまわしちゃったからお昼に起きてるかな、ごめんね。

この日記は実名を出して書くね。

とても長い日記になってしまったけど最後まで読んでね。

頼むよ!

 

今日は予備校に朝から行った。

みんな潰れてた。

やっぱり二学期はよくない、みんな悩んで気持ちが揺らいでる。

みんな全く描き始められていなかった。

私は思いついたけど眠くなって寝た。

6階の外に出ると天気が良くて気持ちがよかった。

いい一日になるかもしれない。

11時になって描き始めた。

ちょっと面白いことを考えられた、でも絵は下手くそだから自信がなかった。

いつもみたいに途中で嫌になってやめちゃうんじゃないかって。

でも頑張って描いてみた。

 

相変わらず12時の6階のベンチはうるさくて、時間をずらしてイヤホンをつけてご飯を食べた。

絵を描く時間以外は一人でいるのが嫌なのにね。

絵を描く時間は殺気だっている気がするな。

もう後がないからね、私結構浪人生の中で経済的な面はさておき、いろんなことで追い詰められていると思うんだ笑。

だって受からないとなーちゃんと一緒にいられないしね、親のことも、お金のことも、いろんなことがあるからね。

私が受験受かればみんなが幸せになる、私も幸せになれるしね。

頑張るしかないよ。

 

16時になったあと先生が指導しに来てくれた。

山本先生、近いうち面談するっぽい。

そのあとお腹空くからって青山とカップ麺を買いに行った。

急いでクロッキー会の教室に入る。

 

モデルさんは毛を処理してなかった。

みんなそんなもんだよなぁと思って私もまた伸ばそうかなと思った。

 

途中でラインが入る。

日曜日行けないって。

あーいい一日な予感がしたんだけどな。

バイトからの泊りがけのバイトもそのあとの青山のうちも、日曜日があるから乗り越えられそうだったんだけどな。

また一つやる気のモチベが無くなって泣いてしまった。

ポーズ中だったけど無理だった。

ベランダの外で声を出して泣いた。

今日は一日も泣かなかったのに。

そう思うとまた泣けてきた。

7階のロッカーで座って泣いてたら江口がやってきた。

両手を広げたら握ってくれて上下に振りながら「おおお、どうしたどうした」と言った。

詳しくは言わなかったけど江口はいいことを言った。

木村さんは林じゃないし、林は木村さんじゃないから、木村さんを信じなきゃ。

ど正論だった。

信じるっていうのは今のなおちゃんにはとても責任がかかってしまうけど、ようは何を信じるかっていうと私に「好き」と言ってくれるその言葉かな。

サクマドロップスをくれた。

味はいちご味だった、いつもいちご味は苦手で食べれなかったけど、甘酸っぱい味がして美味しかった。

 

江口はさっさとバイトに向かった。

私はクロッキーの片付けをし6階にいた。

須田と山本先生の三人で話してた。

山本先生を笑わせることができた、嬉しかった。

そのあとは須田と20時半まで話した。

どーでもいいことをひたすら。

その時間がすぎても帰りたくなくて21時までしんびにいた。

そのあとはエクセルシオールでぼーっとしていた。

 

急いで新宿に向かった。

やってきたなーちゃんは私のすきな格好をしていた。

なんでこんな時に格好いい服を着てしまうんだろう。

好きになってしょうがなくなっちゃう。

でもかっこいいとは言えなかった。

やっぱりその時の関係だと私はうまくなおちゃんと話せなくて。

それが悲しくて。

話すことをたくさん書いたメモ、でもほとんど話さなかった。

なーちゃんは途中、いつもイラついた時や怒った時にするあの目を細めたようなあの顔をした。

 

今日は私がなーちゃんに慰められるために来たのに、やっぱり私がなーちゃんを励まして慰めていた。

嫌味でもなんでもないけれど、なーちゃんはいつも自分のことで頭がいっぱいだからと言い訳をするけど、あんまり人を励ましたり慰めたりするのが得意じゃないんだよ笑。

感受性とか共感力高いわけじゃないしね笑。

 

何度も抱きしめようとするたびに手を払われた。

それでも抱きしめた。

何度もなーちゃんは髪の毛をぐしゃぐしゃにして頭を下げた。

その度に顔をあげてと言って、一緒に頑張ろう、私を信じて、そう言いつづけた。

それでもなーちゃんはもう未来が見えない、無理だ、そう言った。

なーちゃんはいつも未来を見えなくしてしまうね。

私もいろんなことで落ち込むけど未来を見えなくしてしまうことはないんだ。

いつまで絶望するんだろう、いつまで泣くんだろう、ずっと辛いのかな、そう思ってたけど今日でそれは終わるって思ってた。

なーちゃんが未来を見えなくして、消すたびに私はなーちゃんの目を開けさせて、また未来を描いたよ。

絵が下手くそだから、いつも時間はかかるし辛い思いをさせてしまうけど。

今回は F500号だからなぁ、ただこい先生が手伝わないと張れないくらい大きなキャンバスだからなぁ〜。

何回なーちゃんがストリッパーかけても私が描き直すよ。

絵は下手くそだし浪人生だから、時間はかかるけれどね。

とてもいい作品を作るよ。

これでも一応人に絵を4つも売った実績はあるんだから笑。

 

あの時変だと思ったんだ。

そんなことで別れを決めるのかな、って。

そしたら案の定、そんなことだと思ったよ。

嘘をつくのが本当に下手くそだね、少しは私を見習ったら?笑。

本当はとても辛いしショックだよ。

だって他の女の子をまた好きになるなんて。

私がかわめちゃんになるなんてね。

とんでもない不安をまた一つ抱えてしまったよ。

でもなーちゃんが私と一緒に頑張ってくれる、付き合ってくれると言ったからそんなに心配はしてないんだ。

涙は出なかった。

別れると話をした時の方が泣いていたな。

帰りの電車も、帰り道も泣かなかったよ。

でも話してる時、あ、これはほんとにお別れしなきゃいけないかな、と何回も考えたよ笑。

ラインも全部ブロックしてなんの関係もない人に戻る、私の中のお別れの定義のお別れね。

 

私より、千葉さんの方が一緒にいる時間も長いし、きっと頭もいいんだろうし、親にも気に入られているよね。

そりゃ、安心するよね。

何も心配する要素ないもの。

言い方悪いけど安全策だよ。

私なんか浪人生で、親にはいつの間にか気に入られてなくて、頭もよくなくて。

不安しかないよね。

でもね私は少し前に言ったけど、戻って来てくれればそれでいいかなって。

またそんな言い方言うとプレッシャーが、ってなっちゃうだろうけど笑。

会うたびに話すたびにやっぱり果梨がいい、果梨が好き、そうなるんだなーちゃんは。

前もなーちゃんは千葉さんを好きだったよね。

その時も泣きついて果梨ちゃんがいいと言ったよね。

千葉の方がいいかもしれない、そうなるかもしれないね。

"やっぱり"千葉の方が好き、そうなってしまったりももうしてるのかな?

展示も一緒にやるし、大学も同じだしね。

その度に私が目の前に現れてなーちゃんを取り戻してしまおう。

出家したなーちゃんを本家に戻すのです。

未来に絶望して目の前の安全策を取って安心を得て幸せになろうとするなんて、男らしくないよ直人くん。

私は直人くんという付き合うという選択をしたよ。

それはとても不安定な道を選んだということだよ。

受験前にやっぱりなーちゃんが千葉さんを選んで私と別れる、となったら私は本当にどうなってしまうだろう。

怖くて考えたくないよ。

別に責めてるわけでもプレッシャーをかけたいわけでもないんだ。

ただ、どうにかなる、そう思ったんだ。

私は弱いけど、未来を見る強さは誰よりも持ってる。

どうにかなる、きっと大丈夫そう思えたんだ。

自分の安全を取るのはあんまり好きじゃなくてね、ほらなーちゃんと同じで知的好奇心旺盛だから笑。

なーちゃんが何度他の女の子を好きになっても、結局私のとこに戻らさせてしまおう。

 

どんな時でも直人くんを励ましてあげられるのは私だけだよ。

自分がこんなに受験とバイトでいっぱいいっぱいなのに、なーちゃんをはげませるの私くらいじゃない?笑。

言い方悪いけどお神輿で忙しくても何かあったら一番にラインをたくさん送って、会いに行くと思うよ。

千葉さんみたいにいきなりキレたり、自分の展示があるからドタキャン、とかそういうことはしないよ笑。

すごい引き合いに使って申し訳ないけど。ごめんなさい笑。

なーちゃんを最後まで応援して大学に行かせたのは誰ですか!

今度はなーちゃんが私を応援して大学に送ってくださいよ〜!

なんて。

なーちゃんが好きと言ってくれるこの文章で何度も好きにさせてしまおう。

何回もなーちゃんへの日記を書こう。

 

私のいいところは(自分で言いますが)柔らかくて、丸くて、バカで、頭悪くて、素直で、すぐ泣いて、すぐ笑って、美術が好きで、誰とでも仲良くなれて、ちょっとお下品で、優しくて、思いやりがあって、誰の気持ちにもなることができて、みんなから好かれたいと思っているところです。

そしてなーちゃんのいいところは、頭が良くて、子供っぽくて、甘えん坊で、一人でなんでもしようとして、責任感が強くて、みんなに優しくて、気遣いができて、でもたまに人を傷つけちゃうけど、人とは違う感覚を持っていて、嘘がつけなくて、全部のことにど直球で、家族が大好きで。

 

自分のいいところもなーちゃんのいいところも、なーちゃんと出会って知った。

このたった一年で知ることができた。

出会う前は自分のいいところなんて一つも知らなかったわからなかった。

なーちゃんのいいところ、誰よりも言えるよ。

たった1年しか付き合ってないのに。

千葉さんよりなーちゃんといる時間は長いよ。

なーちゃんのことなんでも知ってるよ、なーちゃんが意外と脆いのも知ってるよ。

なーちゃんの好きなこと、興味あるとこ、まだ全然私しれてないよ。

いろんなところ行こう、全部楽しいから。

全部行ってから考えよう、千葉さんのこととか、将来のこととか笑。

大切な人がいるから頑張れるよ。

大切な人を大切にしたいから頑張れるよ。

なーちゃんに何度も助けられてるよ、ほんとに。

 

またたくさん嫌なことがあって辛いことがあって、私より千葉さんの方がいいとお母さんも言うだろうし、千葉さんと過ごす時間だって多いから自然とそっちに引き寄せられるだろうけど、どんな時でもそばにいるよ。

思い出してみて。どんな時でもそばにいたよ。

なーちゃんの初めての展示ほんとに楽しみだよ。

素直に喜べなくてごめんね。

まだその時付き合ってるかわからないけど、なーちゃんと展示する夢諦めてないよ。

ずっとそれ夢にして頑張ってるよ。

もちろん恋人同士で展示するけどね!

 

なーちゃんのお母さんたちは私のこと気に入らないかもしれないけど、友達は応援してくれてる。

だから頑張ろう、私のせいで辛い思いや苦しい思いをさせてごめんね。

私がもっといい子で、大学に受かっていたら、これは悔やんでも悔やみきれないよ。

悔やむのは今年で最後にするよう頑張るよ。

一緒にディズニーシー行こう、京都にも行こう、金沢にも行こう、沖縄にも行こう。

その前にはまたピンク色のサザンテラスを歩こう。

クリスマスにはバスタでやっているゴスペルのライブを聞こう、また美味しくないケーキをほおばろう。

寒い寒い、いいながらバスタで抱きしめ合おう、ふざけよう。

暖かい冬のお昼には明治神宮でごろごろしよう。

いろんな美術館や展示に行こう。語り合おう。

なーちゃんから学ぶことはまだまだ盛りだくさんだよ。

私たちの500枚近くある写真は浄化しきれないよ笑。

なーちゃんも自慢っけがあるからおバカな私の方が自慢しやすいんじゃない?笑。

エクセルシオールにも、ブースネットカフェにも、また行こう。

なーちゃんの誕生日をまたお祝いしよう。

あ、そういえば私ちゃんとお誕生日まだお祝いされてないんだから。

20歳の誕生日ちゃんとお祝いしてもわなきゃ!

入学式もママがアメリカだから一緒に出席してもらおうかしら。

 

なーちゃん、将来は見えないかもしれないけど、小さな未来を見ていこう。

そしたら将来もおのずと見えて行くよ。

私が見させてあげるよ。

私がなーちゃんを安心させてあげるよ。

なーちゃんの居場所を作ってあげるよ、どんななーちゃんでも受け入れられるような。

 

なーちゃん大好き。

私の一番大好きで、一番尊敬していて、一番大切な人、木村直人くん。

何度別れても付き合おう、それが私たちなのかも。

 

本当に大好き。

しばらく、いやもっとこれからも一緒にいよう。

私を信じて。

 

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P.S 原稿用紙25枚分の日記になってしまいましたごめんなさい笑。